そこら辺に行った話、2回目。
翌日も予報通りあいにくの天気で、早朝は霧に包まれたり雨が降ったり。山口線沿線地域は特に山間部ならではの天気が続きます。この夏の猛暑を考えると、まだ9月中旬にしては過ごしやすい気温ではあったのですがね。
本日1本目は徳佐〜船平山の定番スポットで、スノープロウ装備のDD51 1804号機率いる下り9080レから。
コキ車の方を眺めていると、確か迂回列車運転初日はノーマルなコンテナばかりだったように思いますが、日を追うごとにタンクコンテナや産廃コンテナらしき積荷が増えてきたように思います。
現在の迂回輸送では鉄道による迂回列車以外にもトラックや船舶での輸送が並行してますが、どの手段でどの荷物を運ぶのか、その判断がどのように下されているのか気になってきますね。
少しずつ設定されている途中駅での停車時間の間に先回りし、またまた有名なスポット、石見横田〜本俣賀間のストレートで。山あいを背景に、曇天を誤魔化す算段…。
またまた先回り。ところ変わって山陰本線は石見津田〜鎌手間。
こちらも定番中の定番な “お立ち台” スポットですが、天候不順の為アングルを変更してお届けします…。三保三隅〜折居間。
本日初めての下り迂回9081レ、牽引はDD51 857号機。
857号機は旧厚狭機関区の新製配置で、今回の迂回列車への牽引充当にあたり同機にとっては思わぬ “里帰り” となったようです。
そうかと思えばともに活躍している1804号機は今でこそ愛知を住処にしているものの、遠く佐倉機関区が故郷になるわけですから、クルマもどんな一生を歩むことになるかわからないものですね。
昼休憩もそこそこに、上り列車の撮影に戻ります。田儀〜小田間。
今度はまた下り列車。日本海沿岸の定番スポットは海岸線との “絡み” が特徴となるポイントが多く、それ以外は都市部の住宅地などが大半を占めてくるため、天候が優れず海や空を避けようと思えばかなり選択肢が限られます。
雨や曇りでも多少はサマになりそうなポイントを探しながら列車に先回り。浜田〜西浜田間。
鎌手〜石見津田間。
迂回列車の電化区間を担当するEF64形機関車にヘッドマークが取り付けられているのを見て、DD51には付かないのか〜とも思いましたが、こうしてみるとヘッドマークなしの方が格好良く見えてきます。この山陰本線非電化区間での貨物列車の運行そのものが “非日常” なのだから、それだけで十二分にヤバい (語彙) 。
石見津田駅、停車。
その隙に先回りして、もう一枚。石見津田〜益田間。
ここにきて列車にアクシデント。
また少し先回りしてもう1カットほど撮りたいところでしたが、益田駅構内で信号トラブルが発生したとのことで、その確認のため山陰本線・山口線ともに遅れが。これは流石に予定にない。
普通列車も遅れが発生していたために今日の撮影は打ち止めにして、今回の定宿にしている山口市内へ戻ることに。その道すがらなかなか良いローカル感のある駅があったので、立ち寄って駅待合の写真などを撮っていたところ踏切の警報音…。
上り特急が通過していったため「これはもう来るかもしれない」とのことでもうひと粘りしたのがこのカット。青野山〜津和野間。
9月に入って急激に日の沈む時間が早まってきた気がします。
宿に荷物を置き、私の夕食と友人の “給油” (酒) のため、列車に乗って新山口へ。
おなかを満たしてさてデンシャでも眺めつつ宿に戻ろうかというところに、新山口の基地から駅へと入換中の列車の姿が。
偶然にも、山口線・山陰本線廻りで京都に戻ると思しき “ロンチキ” の返空列車の出発に居合わせたのでした。捨てる神あらば拾う神あり (?) 。工9583レ。
初日の朝に撮影したものとは別の編成でした。
明日も良いことあるかな?その “良いこと” は天気でありますように…などと思いつつ寝床に入ったのでした。もう1回つづく。